Our journey for Sustainability
わたしたちの環境に対する考え方にご関心をいただきまして、ありがとうございます。
衣服をつくるには企画、素材調達、生産、販売、配送、修繕、再資源化と長い工程を経ますが、社会のため、未来のために何ができるかを考え、その時々の最善を選択していきます。
目下の具体的な取り組みのひとつに、環境や社会への影響を測定することがあります。
TYPE-1 には、OEKO TEX STANDARD 100 という認証を得たオーガニックコットンを使用しています。今後は、環境負荷の低減に加えて、人権にも配慮した素材の認証であるGOTS認証 https://www.global-standard.org/ を取得した素材への切り替えを進めています。
また本シリーズでは、環境配慮と伝統技術の継承という2つのサステナビリティを目指しました。コンピューターでプログラミングし、3Dニッティングマシーンで生産することにより、生産時のロスをできる限り出さない工程を採用しました。素材には害虫が少ない標高の高い地域で栽培された、ウズベキスタン産のオーガニックコットンを使用しました。付属パーツの中には、1813年に作られたビンテージ織り機を使い、北フランスのコードリーという小さな街で生産されたレースを使用しました。ポリエステル製のレースが主流となる中、世界的に希少となっている100%天然素材のレースに拘りました。需要の低下に伴い、群馬県桐生市の工場に眠る着物用のシルク糸を、複数色撚り合わせアップサイクルした糸で製作したものもあります。
部分的に交換可能な TYPE-1 システムにより、劣化しやすい襟周りなどを交換することで、長く着続けることが可能です。交換した後に不要になったニット製品を回収し、糸を解き、別の製品に再生することで循環システムを目指しています。着る人へ多様なデザインを届けていくことだけでなく、TYPE-1 では組み立てにおいても、将来的に誰もが生産者となれる事を目指しています。これまで生産背景に加わることのなかった方々も迎え入れることで、生産者の多様性も視野に入れた取り組みです。
梱包方法や配送方法に関しても順次最適化を進めており、安全で再利用できる素材の梱包材を最低限使うことを目指しています。